おおかみこどもの雨と雪のベッドシーンにメッセージ?花が気持ち悪い?あらすじネタバレ

おおかみこどもの雨と雪のベッドシーンにメッセージ?花が気持ち悪い?あらすじネタバレ

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「時をかける少女」(2006年)「サマーウォーズ」(2009年)などを手掛けたアニメーション映画監督・細田守。その細田監督の最新映画「竜とそばかすの姫」が、2021年7月16日(金)に公開予定です!細田監督の最新作を楽しみにされている方はとても多いですよね!

この記事では、日本のみならず世界中にファンが多い細田守監督の長編アニメ第2作目の「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)について、今なお根強いファンの方々の間で語られている様々な噂や考察、ベッドシーンにあるメッセージが込められているのか?花が気持ち悪いと言われる理由にあらすじにネタバレ感想などをご紹介したいと思います!

「竜とそばかすの姫」公開の前に、お家時間に細田監督の過去の作品をおさらいしてみるのもいいかも知れませんね!

おおかみこどもの雨と雪のベッドシーンに衝撃?!でもあるメッセージが・・・

本作で細田監督は初めて脚本も手掛けられ、人間と狼の間に生まれたふたりの姉弟と母親の間にある愛を描き、「子育て」や「親子」というテーマに細田監督が真正面から挑まれ、国内外から非常に高い評価を得られました。

狼と人間が恋に落ちるなんて、非現実的なファンタジー作品なのかと思いきや、子供の成長がとてもリアルに描かれている作品になっており、そこに共感をされた方も多いと思います。

さて、そんな本作の序盤では、人間である主人公の花とおおかみ男(彼)とのベッドシーン(ラブシーン)がシルエットとして描かれているのですが、こちらのシーンには公開当時から賛否両論がありました。子供から大人まで見る本作の中で、監督はどうしてこのシーンを描いたのでしょうか。

あるラジオ番組で監督は次のようにこのシーンの見解を話されていました。

「子育てものの根拠としてこれ(SEX)がある以上、彼らはそこまで踏み込んだ」

「それを言葉で表現してしまうといけない、言葉は信用ならないものであるから、行動でそれを示さなければいけない」

文字や言葉でぼかした表現をするのではなく子育ての前提としての行為を、監督なりの表現方法として描かれていたのですね。

おおかみこどもの雨と雪 ネタバレ感想

おおかみこどもの雨と雪の花が気持ち悪いと言われる理由

本作を見た人の感想の中には、「雨と雪の母親である主人公・花が気持ち悪い」というものがありました。一体どういうことなのでしょうか。

花の人物像を言葉で表現すると、「どんなに辛い時でも明るく笑顔を絶やさない、様々な困難も受け入れる忍耐強い母親である」と言えます。とても理想的な母親ですよね。特に男性や子供の視点からすると、とても理想的だと思います。

ただ、女性の視点からすると、理想は頭の中では分かっていても、なかなか現実は花のような性格でずっといることは難しいですよね。人間ですから、怒りたくなる時も、感情をぶつけたくなる時もあります。そのような点から、主に女性から花のような母親像を「気持ち悪い」と表現される方がいるのかも知れません。

もちろん、子供や家族のためにどんな状況でも常に全力で前向きで、笑顔で明るい母親も現実にはたくさんいます!ですので、今作を見て花の人物像を様々な視点で見ることもまた、細田監督の狙いの一つであるような気がしています。

おおかみこどもの雨と雪は子供に見せられない?

アニメーション映画であるとは言え、ベッドシーンがある映画を子供に見せていいのかと悩まれる方は多いですよね。ただ、そのような意見に対しても監督は、映画を見て学んで欲しい・知って欲しいという思いを込めて作られているようです。

また、花とおおかみ男の間に生まれてくるこども達(雨と雪)が、「おおかみこども」であるということを理解することは、本作では欠かせない要素です。「人が生まれるとはどういうことなのか」を、映画の中の出来事としてではなく、「知らなければいけないこと」として監督は本作で伝えられているのではないかと思います。

ですので、「命の誕生」について学ぶきっかけにもなる本作は、決して子供に見せられない作品ではないので、監督からのメッセージを感じながら子供と一緒に見てみるのもおすすめです。

おおかみこどもの雨と雪の雪がかわいそう

両親がいない19歳の花は、奨学金をもらいながら通っていた国立大学在学中に出会ったオオカミ男と恋に落ち、「おおかみこども」である雪(姉)と雨(弟)が生まれます。花が雨を生んだ直後、夫であるおおかみ男が亡くなってしまい、その後花は一人で懸命に子供達を育てていきます。

しかし、花の愛情は内気な弟の雨の方に偏っているかのようなシーンもあり、姉の雪への接し方等から、「雪がかわいそう」という声も聞こえてきます。

幼少期から活発で足りまわるのが大好きで、おおかみと人間の間の子供であることを楽しんでいた雪は、成長するにつれ「おおかみよりも人間として生きていきたい」と思うようになるのですが、反対に弟の雨は人間と関わることを拒み、山に興味を持ち始めたことでおおかみとして生きていくことを選択していきます。

花としては、自分が知らない世界であり、また生きてこなかった道を選択しようとする雨のことが心配でたまらなく、また自分の夫が突然いなくなったように、息子である雨も突然どこかへ行ってしまうのではないかという不安が常に隣り合わせにあることから、雨のことが気になって仕方がなかったのでしょう。そのような母親の心理が態度として表れ、どうしても雪は放っておかれているような印象は受けてしまうかも知れませんね。

ただ、花はきっと孤独な人生を歩んできた中、唯一自分を受け入れてくれた亡くなった夫に対して、夫が残してくれた二人の子供達を立派に育て上げたのだと胸を張っていいたいがために、花の知らないおおかみの世界で生きることを決めた雨のことが、とにかく気掛かりだったはずです。

確かに、雪も多感な年頃であるにも関わらず母親からの愛情を感じていないような発言もしていますので、そういったシーンではかわいそうだな、と思いますが、花の不器用な性格ゆえの行動であるとすれば、仕方がないとも思えてしまいます。

おおかみこどもの雨と雪の父親の死因の解釈

花の夫であり、雪と雨の父親でもあるおおかみ男は、花が雨を生んだ数日後、突然亡くなってしまいます。

ある雨の日、おおかみ男が玄関の外に食料品の入ったスーパーの袋と財布を残したまま姿を消してしまいます。不吉な予感がした花は、夫を探しに出掛けたところ、夫は狼の姿のまま水路で亡くなっていました。遺体は無造作に袋へ入れられ、そのままごみ収集車によって回収されます。

このシーンはかなり衝撃的ではありましたが、では何故夫が亡くなったのかという点については本編で描かれてないんですよね。もちろん、監督も名言されていません。

そこで、おおかみ男の死因について考えられている説をご紹介します。

父親の死因は寿命?

「飼い猫は自分の死期が近付くと家族の前から姿を消す」という話を聞いたことがある人もいると思います。それと同じように、ひょっとすると狼にもそのような習性があるのかも知れません。もちろん、狼が飼われるという状況が普通ではないため、真相は分かりません。

ただ、本作で描かれていたオオカミ男が寿命と言えるほど年老いていたかと言われると疑問であるため、寿命で亡くなったという可能性は低いように思います。

父親の死因はハンターに狙撃された?

作品の中で、雨が父親の死因について語っているシーンがあります。

その日、父が何を考えていたのかわかりません。赤ん坊のために狩りをする本能が働いたのかも知れませんし、産後すぐの母に、滋養のあるものを食べさせたかったのかも知れません。

おおかみ男の遺体の周りには鳥の羽が落ちていたので、狼の姿に戻り狩りをしようとしていたことは間違いないでしょう。ただ、遺体のあった水路は街中の光景であり、その街中でいきなり猟銃を構えたハンターが出てくるとは考えにくいので、この説の可能性も低そうです。

父親の死因は事故?

この説が、可能性として一番高い説ではないかと個人的には思っています。先程も言いましたが、おおかみ男が産後疲れた花のために狼の姿で狩りをしていたことは間違いないと思います。その狩りの途中に、何らかの事故に巻き込まれたか、もしくは狩りの途中に水路に落ちてしまったのではないでしょうか。

どの説にしてもおおかみ男がいなくなってしまうことは衝撃的でしたが、二人の子供をたくましく成長させる母親としての花の姿を描くストーリー上、必要な展開ではあったのですね。

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おおかみこどもの雨と雪のその後を考察

物語の最後に、雨と雪は母親と別れて暮らすことになるのですが、その後について描かれていないので、ここで分かれて暮らしてからのことを考察してみようと思います。

雪のその後

幼少期は「おおかみこども」であることを楽しみながら生活していた雪ですが、小学校に入学し人間だけの環境でも十分に馴染むことが出来たことから、おおかみよりも人間として生きていくことを決めました。本作の最後には、実家から離れた中学校に通うため、12歳にして独り立ちをします。きっと明るく社交的な雪なら、高校生や大学生そして社会人になっても、上手く社会に溶け込みながら楽しく生きていけることでしょう。

そして、花とも時が経てば唯一の人間の家族として、家族の絆をしっかりと育んでいくのではないかと思います。

雨のその後

雪とは正反対の性格の雨は、幼少期から内気な性格でした。さらに小学校へ入学してからは周囲に溶け込めず、人間社会とも距離を取り始め、同時に山に興味を持ち始めたことで、おおかみとして、生きることを決めました。物語の最後に山頂で遠吠えをするシーンでは、おおかみとして生きることへの決意と、母親への感謝の気持ちなどが込められていたと思います。

雨はこれから、花の元へ戻ろうと思えば戻れるかとは思いますが、戻ることはないと思います。最後の山頂での遠吠えのシーンで、たくましくなった雨を見て花は「強く生きて」と叫び、最後に「元気でいて」と言います。雨も頷くような表情をし花の方を向き、山へ向かって去っていきます。

このシーンからも、雨が人間の世界ではなくおおかみとしての自分の居場所を見つけ、おおかみとしての覚悟を決めたように思えます。

もちろん、これらは全て想像の世界の話です。もしかすると雪はこれからおおかみとして生きていくことになるかも知れませんし、また雨も花の元に戻ってくるかも知れません。あくまで雨と雪の将来像は、視聴者である私たちの判断に委ねられていると言えます。

ただ、どんな状況であっても、雨と雪がそれぞれが選んだ道でたくましく育ってくれていることを願うばかりです。

花が最後に雨に言った「しっかり生きて。元気でいて。」という言葉は、いつの時代もどの親でも、子供に対する一番の願いであると思います。

親子愛や家族愛など多くの愛に溢れている今作を見て、素敵な時間を過ごしてみてくださいね♪

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