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Twitterのトレンドワードに突然出てきた「チベットスナギツネ」。これまでも度々話題になってきているチベットスナギツネですが、一体どんな動物なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなチベットスナギツネについて、動物園でみたい!と思い調べてみたした。今知っておきたい情報をまとめました!
もくじ
チベットスナギツネとは
チベットスナギツネと聞くと、乾いた目つきと無の境地に達したような独特の表情を思い浮かべる方も多いと思います。
日本では2015年頃にCMで登場したことで、一気に人気に火が付き、知名度も上がりました。
チベットスナギツネは、インドや中国、ウイグル自治区、チベット自治区などの高原地帯やネパールなどの標高2,500m~5,200mの荒野や草原に生息しています。
標高の高い地域を好み、2,500m以下の地域ではほとんど見かけられることはないそうです。
体長はおおよそ60cm~70cmで、体重は4kg~5kgと言われています。
また、食事は主にウサギの仲間やネズミなどの小型哺乳類や鳥類を好んで食べますが、果物や動物の死骸なども食べるため、雑食の要素も強いと言われています。
意外と逞しさも兼ね備えた生き物なんですね。
人間との関係性で言うと、チベットスナギツネが狩猟の対象にならないとは言えませんが、毛皮の利用価値などもあまりないと考えられているため、狩猟による影響は少ないと言われています。
なお、チベットでは、チベットスナギツネが好んで食べるウサギの仲間・ナキウサギに対して毒による駆除が行われているため、チベットスナギツネの絶滅の懸念は低いと考えられていますが、獲物の減少や中毒死、自然環境の変化により、生息数は減少傾向にあると言われています。
チベットスナギツネは日本の動物園にいるの?
チベットスナギツネは、残念ながら日本の動物園にはいません。
日本に生息しているきつねは主にホンドギツネとキタキツネなので、国内で野生のチベットスナギツネを見ることも出来ません。
ちなみに、世界の動物園に目を向けてみても、現時点ではチベットスナギツネを飼育している動物園はないと言われています。
どうしても見たい場合はチベットなどの現地へ行くしかないのですが、希少動物であるため現地へ行っても必ず出会える動物ではないとも言われています。
チベットスナギツネの名前の由来は?
チベットスナギツネの名前の由来を調べてみましたが、はっきりとした由来となるような資料を見つけることは出来ませんでした。
個人的な推測ですが、模式標本の産地がチベット自治区のラサとなっていることから、生息地としてよく見られる地名のチベット(Tibetan)と、乾燥地帯(Sand)に生息しているキツネ(Fox)ということからスナギツネという名前が付けられたのではないかと思っています。
チベットスナギツネは目が死んでいる?目が細い理由は?
チベットスナギツネの特徴は、まるで人間のようなシュールな渋い表情ですよね。
特に特徴的な目が何とも言えない表情に一役買っています。
ところで、どうしてあのような目をしているのでしょうか。
結論から言うと、チベットスナギツネは野生であるためにその生態についてもまだまだ分かっていない部分も多く、目が細い理由も不明のようです。
野生動物はまだまだ明らかになっていないところが多く、そのこと自体は決して珍しいことではないようなので、チベットスナギツネの表情についても、これから解明されていくかも知れません。
なお、一説によると「顔を大きく見せて敵を威嚇しているという」というものもあるそうです。
真偽はまだ分かりませんが、チベットスナギツネも野生動物特有の生きていくための術を自然と身に着けながら必死に生きているということだと思います。
カップヌードルがチベットスナギツネを隠れ動物として採用した理由は?
今回Twitterでチベットスナギツネがトレンドワードにランクインした理由に、日清食品のカップヌードルが大きく関わっているんです。
日清食品の看板商品であるカップヌードルは、2021年6月からプラスチックゴミ削減のために長年採用されてきた「ふた止めシール」が廃止され、新しく「Wタブ」を採用しています。
シールがなくてもしっかりと止められるように開け口を二つにしたWタブは、その開け口を二つ並べると猫の耳のように見えるため、フタの裏面によだれを垂らした愛らしい猫のイラストを描くという遊び心が取り入れられています。
実はこのフタの裏面のイラストには遭遇率6%の確率で、猫ではなくチベットスナギツネが混ざっているんです。
可愛い猫のイラストに出会いたいと思ってカップヌードルを購入した人が、まさかの虚空を見つめた表情のチベットスナギツネに出会ってしまったことで、「当たりなのか外れなのか・・・」と困惑している人もいるみたいです。
それではなぜ今回隠れ動物にチベットスナギツネが採用されたのでしょうか。
日清食品の担当者の回答は?
チベットスナギツネを選んだ理由は、そのシュールさと愛らしさから、
「また会いたい」と感じてしまうような、不思議な魅力があると感じたから。
また、チベットスナギツネ柄との遭遇率は6%とのことですが、猫に加えて「更に驚きや楽しさを感じてもらいたい」という、シークレットキャラクター採用に関しての日清食品の担当者の方の思いもあるようです。
まとめ
SNSでも定期的に話題にあがるチベットスナギツネ。何とも言えない表情を見せるチベットスナギツネですが、野生生物でもあるためまだまだ謎めいた部分もあり気になる存在ですよね。
日本では「チベスナ顔」という言葉もかなり定着していて、チベットスナギツネの雑貨やLINEスタンプ、漫画などもあったりと、実はとても親しまれている動物の一つです。
一度見るとなぜか引き込まれてしまう魅力のあるチベットスナギツネについて、今後生態についても色々と解明されていき、いつか日本の動物園でも見られる日が来るかも知れませんね。
個人的にはそんな日がくることをとても楽しみにしています。