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未確認生物の「ケサランパサラン」を知ってますか?天気の良い日に外に出るとタンポポの綿毛のような、うさぎの毛のようなフワフワした白い毛玉が舞っているのを見たことありますよね?
何かの種子のようですが、実は正体は謎に満ちているんです。この記事ではそんなケサランパサランの正体の所説、アザミに植物に動物などについて探っていきます。
もくじ
ケサランパサランの正体はアザミ説
ケサランパサランはアザミではないかという説があります。まずは、アザミについて調べてみました。
アザミは実在するキク科アザミ属の一種の花です。子供の頃公園に行くと、紫色でトゲトゲしている植物を目にしたこともあると思います。
触ると針山のようにチクっとするので少し怖いイメージもありましたよね。でも紫色をしたアザミがなんで「ケセランパサラン」だといわれているのでしょう。
アザミの開花時期を調べると、3月〜7月でした。開花した後にたんぽぽのような綿毛になるのでケサランパサランがアザミだとすると、ケサランパサランが現れる時期はそれ以降になると考えられますね。
実はアザミの種子には長い毛状の冠毛があり、寒冷地は春、暖地は秋にフワフワと白い綿毛が舞い上がります。
このアザミの冠毛の見た目が「ケセランパサラン」ではないかといわれているですね。確かにそういわれるとそんな気がします。
実際に、私がケサランパサランをよく見た時期は7月、8月でした。ケサランパサランの正体はアザミの花が咲いた後の綿毛というのは濃厚かもしれません。
SNSの投稿を見るとやはり8月でした。↓
最近めっちゃ飛んでくる。
— 若杉 優 (@suguru1228w) August 13, 2021
ケセランパサラン?
ケサランパサラン?
謎多き。 pic.twitter.com/OXbiU14rIl
ケサランパサランの正体は植物説
アザミやタンポポの綿毛に似ていることからケサランパサランは植物ではないかという説が多いです。
アザミのように植物の種子は綿毛がついたものが多いので、風にのって飛んできたといわれています。
蔦植物のガガイモの一種の種子にも似ているので、なにかの植物の種子の説がいちばん多いです。
ケサランパサランの正体は動物説
次にケサランパサラン動物説です。
うさぎのしっぽ部分など、動物の毛玉、渡り鳥のダウン羽毛の説や馬や牛の胆石とか結石ではないかともいわれています。
ほかには寒冷地で、小動物が大きな動物に捕食された時に食べ残された毛や皮の皮膚の部分が縮まって、毛を外側にして丸まったんではないかという説もあります。
ただこれもまた確信できているものではないです。
ケサランパサランの正体は生き物説
今のところ、ケサランパサランという植物も動物も存在しないことがわかりましたが、白いふわふわの物体自体が生き物ということはありますかね?
蚕のように、なにかの虫の幼虫といわれてもありえそうな気がします。綿虫やアオバハゴロモの幼虫も白い綿毛に包まれているので、頷けますね。
白カビの一種なんて説もありますが、なんだかそれも夢がなくなりますね。
ケサランパサランの正体は鉱物説
植物でも動物でも生物でもない。ここまででも「これだ!」とう決定打がないですよね。
では鉱物はどうでしょう。雪のような綿のような「オケナイト」という実在の石があります。
オーケン石とも呼ばれ、細いガラス状の繊維が放射状に伸び、多くは綿のボールのようなクラスターを作ります。
その見た目から「ラビットテール(ウサギの尻尾)」とも呼ばれていて、正真正銘の鉱物の一種です。
このオケナイトがケサランパサランの正体といわれていますが、オケナイトは触ってもふわふわとどこいいくのでもなく舞っているふんわり感はないので、またまた謎ですね。
ケサランパサランの正体は妖精説
ケサランパサランが庭にいた(๑˃̵ᴗ˂̵) pic.twitter.com/Qpp2CUvAg4
— ふわふわ (@Miraika8) July 25, 2021
色々な説がありますが、未だ解明できていない「ケサランパサラン」ですが、実は江戸時代から東北地方では嵐の前に雷と一緒に振ってくるという言い伝えもあって、ひとつひとつが小さな妖力を持った未確認生物とか、妖怪や妖精ではないかという説もあるんです。
「ケサランパサラン」の名前の由来も所説あります。
スペイン語の「Que Será, Será(ケ・セラ・セラ)」からきているんじゃないか説、「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)という般若心経などの梵語が語源になっている。
羽毛のようにパサパサしている様子からきているとか、東北地方の言葉で「何がなんだかさっぱりわからん」の意味からきている説と、これまた本当のところは誰もわからなそうですよね。
でも妖精なんてなんだか夢がありますね。
ケサランパサランを捕まえると幸せになるって本当?
妖精説だと嬉しい「ケサランパサラン」ですが、持っていると幸運になれるという信じたい話もあります。見た目もふわふわと柔らかいイメージのケサランパサランなので、確かにそういわれるのはわかる気がします。
結構歴史が古くて江戸時代から、「幸運を運んでくる」といわれ、縁起がいいものとして伝えられています。
見つけると幸せになるという伝説があって、見つけると幸せになるけど1年に1度だけで、2度以上見ると効果がなくなるとか、つかまえたものを人に見せると効果がなくなるという話もあります。
四葉のクローバーみたいな都市伝説ですよね。
ケサランパサランは飼って育つの?
幸運をもたらすケサランパサランなら、つかまえて自分で飼育はできるんでしょうか。
東北地方の一部の地域では代々ケサランパサランを受け継ぎ、餌を与えて育てるところもあるそうです。
SNSで実際に育っている人を見つけました。本当に育つようですね。
- 住処:桐の箱(桐は防湿、防虫、防カビ、防臭効果があるので、居心地の良い住処になります。)
- 密閉してしまうと窒息してしまうので箱に空気が循環できる穴をあけます。(姿を見ないように餌を与えるためにも必ず穴をあけます)
- エサ:粉おしろい、ベビーパウダー、コーンスターチ(カオリン、タルク、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、コーンスターチ、デンプンなどの粉おしろいに含まれている成分がいいです)中々手に入らない場合は、ベビーパウダーやコーンスターチで代用してもいいです。
ここまで準備ができたら、あとはケサランパサランを獲りにいくだけです。
夏から秋にかけて、街中でも見かけますがなんとなく気分的に、マイナスイオンが多い森林とか空気の綺麗なところで見つけてゲットしたいですね。
エサを与え大事に育てると分裂して増えていくので、子孫繁栄の意味でお母さんから娘に代々受け継ぐ地域があるんだとか。なんだか素敵なお話ですね。
まとめ
ケサランパサランの正体の色んな所説を調べた結果、どれも確証はなく、やっぱり謎が多い未確認生物でしたが、アザミの綿毛が一番近いかなと思いました。
でも、正体がわからないからこそ夢があって、貴重で永遠に気になる存在です。
見つけたらそっとポケットにしまい持ち帰りたくなりまよね。