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歯列矯正の治療中に使用したり、就寝中の歯ぎしりや食いしばりを予防するため等に使用する「マウスピース」。
最近は日本でも歯に関心がある人が増えているため、マウスピースを日常的に使用しているという人も多いと思います。
今回は、そんなマウスピースの洗浄方法やおすすめの商品に注意点など気になったことをご紹介します!
もくじ
マウスピース洗浄は入れ歯用でもいい?
マウスピースの洗浄剤として、同じ歯のお手入れに使うものですし、入れ歯洗浄剤でもマウスピースの汚れを落とすのに使用しても問題ない気がしますよね。
調べてみたところ、入れ歯用洗浄剤はあくまで入れ歯用に作られているものなので、マウスピースの洗浄剤としてどこまで効果があるのかは難しいところだということが分かりました。
また、入れ歯とマウスピースに使われる素材も違うため、頑固な歯石や汚れを落とすために強い洗浄成分が入っている入れ歯用洗浄剤を使うことで、マウスピースが変形してしまうことも十分考えられると言うことです。
やはりマウスピース専用の洗浄剤を使用した方がよいと言えるでしょう。
なお、入れ歯洗浄剤でお馴染みの「ポリデント」のホームページにも、似たような問いがありました。
ポリデントは歯列矯正器具に使えますか?
部分入れ歯用ポリデント・ポリデントNEO・矯正用リテーナーポリデントを指示通りに使用する場合、ポリメチル・メタクリレート、ステンレス、コバルトクロム合金でできた歯科/歯列矯正装置への使用に適しています。ご使用の装置に関して歯科医に確認し、アドバイスをもらってください。
ポリデント
入れ歯用洗浄剤でも、マウスピースにも使える洗浄剤もありますので、不安な方は歯科医院に相談してみましょうということです。
では、マウスピースの汚れを取るためには何を使えばよいのか?それは、マウスピース専用の洗浄剤です。
マウスピースを外した後は、さっと洗い流すだけで終えているという方もいるかも知れませんが、その方法だとマウスピースについた汚れは落ちていません。
マウスピース専用の洗浄剤には、以下の2種類のものが販売されています。
つけ置きタイプ
コップに水かぬるま湯を入れて、その中に洗浄剤1錠とマウスピースを一緒に入れておくと、錠剤が溶けていくとともにマウスピースも洗浄されるという、とても手軽に使用することが出来るタイプです。
つけ置き時間は、使用するメーカーによって異なってきますが、5分~15分程つけておけば洗浄剤もすっかり溶けています。
つけ置き後マウスピースを使用する際には、一度サッと水洗いすればいいだけなのでとても楽チンです。これだけで、汚れやニオイも取り除いてくれる優れものです。
泡・スプレータイプ
マウスピースに直接泡やスプレーを吹きかけて、指であらうだけで汚れを落とすことが出来るのがこのタイプです。つけ置きタイプは洗浄剤が溶けるのを待つ時間が必要ですが、こちらのタイプは汚れやニオイが気になった時にサッと使えるので、普段からバッグに入れておけば外出先でも使用することが出来ます。
ただし、汚れをまんべんなく落とすことが出来る洗浄剤タイプのものとは違い、全ての汚れをキレイに落とすことが難しいのが、こちらのタイプのデメリットでもあります。
従って、汚れが気になった時には、外出先では泡・スプレータイプを使い、自宅では洗浄剤を併用することで、マウスピースの汚れもしっかりと落とせるでしょう。
マウスピース洗浄おすすめ商品のご紹介
それでは、マウスピース専用の洗浄剤の中でおすすめの商品を見ていきましょう。
ライオンケミカル スッキリデント 矯正用リテーナー・マウスピース洗浄剤
リーズナブルでありながら大容量(108錠)のつけ置きタイプの洗浄剤です。
除菌力も99.9%あり、漂白洗浄成分や酵素などが気になる汚れも落としてくれます。洗浄時間が5分と短いのも嬉しいですよね。
マウスピース洗浄剤がたくさんあって、どれを選べばいいか分からないという方に、総合的に見て間違いなくおすすめ出来る商品です。
井藤漢方製薬 デントウォッシュ デンタルマウスピース洗浄剤
歯列矯正用のマウスピースだけでなく、歯ぎしり防止やスポーツ用のマウスピースにも対応しているつけ置きタイプの洗浄剤です。
1箱60錠入っているので、1日1錠使う方だと2ヶ月はもちます。こちらは、銀イオンやIPMP、酵素といった成分が、除菌だけでなくニオイにもしっかりとアプローチしてくれます。
ライムミントの爽やかな香りで、綺麗になったことを実感することが出来そうですね。
アース製薬 ポリデント デンタルラボ マウスピース・矯正用リテーナー用洗浄剤
洗浄剤の中ではちょっと高めの商品(1箱48錠)ですが、漂白活性化剤が入っているため、ニオイの原因菌、頑固な汚れ、カビまで落としてくれる効果があります。
洗浄力が強いのに研磨剤を使っていないので、マウスピースを傷つけることなく着色汚れを落としてくれるのも嬉しいポイント。洗浄時間は5分と他のつけ置きタイプの商品と変わらないのに、しっかりと汚れにアプローチしてくれるので、マウスピースに特に気になる汚れがある方は、一度こちらの商品を試してみてはいかがでしょうか。
NDY マウスピースウォッシュ
こちらもつけ置きタイプの洗浄剤です。
歯茎が炎症を起こしていても、界面活性剤や酵素を使っていないので刺激も少なく、体内に化学物質が取り込まれる心配のない商品です。
ミネラルでしっかりと汚れを落としキュキュットした洗い上がりで、原料にもこだわりたいという方にはこちらがおすすめです。
アース製薬 デンタルラボ 泡ウォッシュ
こちらは、リテーナー、マウスピース、部分入れ歯などに使える、泡タイプの洗浄剤です。
わずか60秒間、指などでブラッシングするだけで、ミクロの泡が隙間に入って汚れを落としてくれるので、とても手軽にケアが出来るのも魅力的。
外出先にも持っていけるので、ケアしたい時にいつでも出来るのが嬉しいですよね。
就寝中のマウスピースに慣れてきたの嬉しい。マウスピースは水洗いでいいって言われたけど素材のニオイ?洗っても使うと気持ち悪いから部分入れ歯用の泡ウォッシュ使ってみた。そしたらニオイが無くなってお口が爽やかになった!ありがとう!デンタルラボ! pic.twitter.com/v5jmMcD2L3
— puru★ (@mikipuru03) February 27, 2020
マウスピース洗浄の注意点
マウスピースを洗浄する際には、次のような注意点があります。
①決して熱湯は使わない
マウスピースを歯から外した後は、必ず水かぬるま湯を使うようにしましょう。
もし熱湯をマウスピースにかけてしまうと、マウスピース自体が熱さによって変形してしまう可能性もあります。
一度変形してしまったマウスピースは元に戻らない可能性も高く、また変形してしまった場合はマウスピースとしての機能も十分に果たしてくれません。
従って、マウスピースに熱湯をかけることは厳禁です。
②指もしくは軟らかい歯ブラシは使わない
マウスピースの汚れを取ろうとして、歯ブラシでゴシゴシするのはNGです。
歯ブラシで擦ることでマウスピースを傷つけてしまい、傷がついた箇所から更に汚れが付着しやすくなるという悪循環に陥ってしまうからです。
マウスピースはとてもデリケートなので、基本的には指で洗うようにしましょう。
それでも汚れが気になる場合のみ、軟らかい歯ブラシで汚れを取るようにしてください。
③汚れを取る際、歯磨き粉は使わない
歯磨き粉には研磨剤が入っているものも多く、研磨剤入りの歯磨き粉をマウスピースに使うと、マウスピースに細かな傷がついてしまいます。
マウスピースに傷がつくとそこに細菌が付着し、結果的に汚れやニオイの原因になっていきます。
④最低でも2~3日に1回は、マウスピース専用の洗浄剤で洗う
毎日洗浄剤を使うのは面倒という方も、出来るだけ2~3日に1回は洗浄剤を使って、汚れをリセットするように心掛けましょう。
指で洗って、一見キレイに見えるマウスピースにも、目に見えない細菌はどうしても残ってしまいがちです。ニオイや汚れを防止するためにも、洗浄剤はストックしておくようにしましょう。
マウスピース洗浄は入れ歯用でもいい?まとめ
マウスピース洗浄は入れ歯用でもいい?おすすめの商品や注意点!を紹介しました。
マウスピースを洗浄する際は、出来るだけマウスピース専用の洗浄剤を使うようにしましょう。
中には、入れ歯用の洗浄剤を使えるものもありますが、強い洗浄成分が入っていることが多い入れ歯用洗浄剤では、マウスピースを変形させてしまう恐れもあります。どの洗浄剤を使うべきか困った時は、かかりつけの歯科医院で相談してみてください。
マウスピース専用の洗浄剤にはつけ置きタイプと泡・スプレータイプがあり、どちらも多くの種類が販売されています。お好みの洗浄剤のタイプを見つけて、汚れやニオイの原因を取り除いて、ストレスのないマウスピース生活を送ってくださいね。
なお、マウスピースを洗浄する際にはいくつか注意点もありますので、マウスピースを変形したり傷つけたりするような行為は避けて、大切にマウスピースを扱いましょう。