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リフレッシュタイムに欠かせないコーヒー。ただ、うっかりこぼしてしまってシミを作ってしまうこともしばしばありますよね。コーヒーのシミは落とすのにとても苦労します。
今回はそんな悩ましいコーヒーの染み抜き、特に時間が経った汚れを落とす方法について調べみました。
もくじ
コーヒーの染み抜きをする前の注意点
洋服やハンカチについてしまったコーヒーのシミ。一度ついてしまったらなかなか落とすことは難しいと思いますよね?私は一度ついたシミはもう落とせないと半ば諦めていました。しかし、実はコーヒーのシミはコツさえ掴めば落とすことが出来るんです!
特に服にコーヒーをこぼしてしまうと、すぐに落とさないと!と焦って動きがちですが、染み抜きをする前には先ず確認しなければいけないことがあります。
それは、衣類の洗濯表示と色落ちの確認をすることです。
この確認を怠るとコーヒーのシミを落とす以前に、衣類が色落ちしてしまったり、急いで洗濯機で洗ってしまうことによる型崩れなどが起こってしまいます。これでは、何のための染み抜きか分からなくなってしまいますよね。
普段洗濯機で衣類を洗う時、ズボラな性格の私は毎回洗濯表示を確認することなく、何となくで洗濯機にいれてしまうのですが、コーヒーの染み抜きをする際はやはり気にかけた方がよさそうです。
洗濯機で洗えたり、手洗い可能のマークがついていれば、水洗いすることが出来るため特に気にする必要はありませんが、水洗い不可のマークがついている場合は、衣類が色落ちをする可能性が高いため、自宅での染み抜きは難しいと考えた方がよいと思います。
そんな時は、クリーニング屋さんに行ってプロの手を借りた方がいいかと思います。
また、染み抜きをする前に「色落ちをしないか」の確認をすることも忘れないようにしましょう。
洋服の目立たないところに洗剤をつけて、色落ちしなければそのまま染み抜き作業を進めてOKです。万が一、色落ちするようなことがあれば、その際はやはりクリーニング屋さんにお願いした方がよいでしょう。
コーヒーの染みの種類を知る
実はシミには種類があることはご存知ですか?
シミは、5種類のシミに分別されます。
①水に溶けやすく一番落としやすい水溶性のシミ
②油分を含んだ脂溶性のシミ
③水でも油でも溶けない不溶性のシミ
④水溶性の汚れと脂溶性の汚れが合わさっている最も頑固な混合系のシミ
⑤汗や血液などを含んだタンパク質系のシミ
この5種類の中にコーヒーのシミを当てはめると、
ブラックコーヒーの場合は①の水溶性のシミとなり、
カフェオレやカフェラテなどのミルクを含んだ場合は②の脂溶性のシミに分類されます。
ブラックコーヒーのシミであれば、実はそれほど落とすことが困難なシミのタイプではないというより、むしろ一番落としやすいタイプのシミだったんですね。頑固なシミだと思っていたので意外です!
染み抜きをする際には、出来てしまったコーヒーのシミがブラックコーヒーなのかカフェラテやカフェオレなのか、その成分を知ることも非常に重要になってきます。成分を知れば、正しい方法で染み抜きをすることも出来るため、時間も手間も省けますよ。
コーヒーの染み抜きに必要なもの
コーヒーの染み抜きには、次のものを用意しましょう。
・食器用中性洗剤
・歯ブラシや綿棒
・汚れてもいいタオルやハンカチなど数枚
・ぬるま湯
染み抜きの手順もあわせてご紹介します。
1,シミのついてしまった部分をぬるま湯で洗う。
2,衣類を裏返して、シミがついている部分に乾いたタオルなどを挟む。
3,食器用中性洗剤をシミにたらしてなじませる。
4,歯ブラシもしくは綿棒でこすらずに叩く。
5,ぬるま湯ですすぐ。
一度上記の手順で進めてみて、それでもシミが取れない場合は3,4,5を何度か繰り返してみましょう。かなりシミが薄くなったという状態にまでなれば、その後洗濯機で洗うことでシミが綺麗に落ちたことを実感出来るでしょう。
時間がたったコーヒーのシミの落とし方はコレ!
コーヒーをこぼしてすぐに出来てしまったシミであれば、先程ご紹介した方法でほぼ染み抜きが出来ますが、問題は時間がたってしまったシミの対処方法です。外出先でコーヒーをこぼした場合などはすぐに染み抜きをすることが難しいため、染み抜きをするまでどうしても時間がたってしまいますよね。
それでは、時間がたった状態でも出来る染み抜きの方法について見ていきましょう。
魔法水で落とす方法
どんなシミでも落としてしまうと話題の「魔法水」。皆さんはご存知ですか?メディアでも取り上げられ、染み抜きには欠かせないアイテムとしてかなり有名なんです。それではこの魔法水、どのように作るのか先ずは作り方から見ていきましょう。
1,食器用中性洗剤を3滴入れる。
2,衣類用の酵素系液体漂白剤を小さじ3杯入れる。
3,重曹を小さじ1杯入れる。
4,上記を5回程かき混ぜたら完成。
お家にあるものですぐに作れて簡単に染み抜きが出来る、まさに「魔法水」ですね!ポイントは、あまりかき混ぜ過ぎないこと。かき混ぜ過ぎると化学反応が起こってしまうため、染み抜きの効果が減ってしまうそうです。なお、作り置きは出来ないため、魔法水は作ったらすぐに使い切るようにしましょう。
魔法水の使い方は、先程ご紹介した染み抜きの手順の食器用中性洗剤の代わりに、歯ブラシや綿棒に魔法水をつけて気になるシミにトントンとなじませていきましょう。何度かなじませていきシミが気にならないくらい薄くなったら、洗濯機で洗います。これで嘘みたいに綺麗に落ちると噂になっているんです。
ちなみに、魔法水が生地に残っていると少しずつ衣類が色落ちしてしまう危険もあるので、魔法水を使って染み抜きをした後は、しっかりと水洗いしてから洗濯機で洗いましょう。
中性洗剤で落とす方法
洗剤には液性というものがあり、大きく分けて「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つに分類されます。洗剤の容器には入っている洗剤の液性が書いてあるので、一度は表示を見たことがあると思います。中性洗剤の特徴は、何と言ってもその洗浄力の優しさにあると言えるでしょう。そのため、頑固な汚れには適していませんが、洗浄力が強くないために手肌にも優しい洗剤です。
そんな中性洗剤には食器用の他に衣類用のものもあるんですよ。「エマール」や「アクロン」などのいわゆる「オシャレ着洗い」の洗剤が中性洗剤です。それらの洗剤を使って、気になるシミがついている部分にたらして、先程ご紹介した染み抜きの方法を使って染み抜きをすることも出来ます。しかし、どうしても洗浄力は弱いので、時間が経って定着してしまった染みに関しては、満足のいくような結果にならないかも知れません。
漂白剤で落とす方法
時間がたってしまったコーヒーの染み抜きに一番効果があると言われているのが、漂白剤を使って落とす方法です。「ワイドハイターEX」などの「酵素系漂白剤」は、色柄物にも使えてとても便利な商品です。
ここで注意していただきたいのは、漂白剤には酵素系の他に塩素系漂白剤もありますが、色柄物に塩素系漂白剤を使ってしまうと必ず色落ちしてしまいますので、使用する際には漂白剤の種類をよく確認してから使いましょう。
ちなみに、漂白剤を使うと防臭効果もありますので、シミもニオイもすっきりと落としてくれるかも知れません。
それでも落ちない場合は?
これまでご紹介した染み抜きの方法を一通り試してみても、それでもなかなか綺麗にシミが落ちてくれない場合もあるかも知れません。特に、コーヒーに限らずシミに関してはやは時間が経てば経つほどシミがどんどん定着してしまって、何をしても落ちてくれない場合もあると思います。
そんな時は、無理せずクリーニング屋さんへ染み抜きをお願いしましょう。自分でどう頑張っても取れなかった染み抜きでも、特殊な技術やプロであるからこそ使える薬剤などを使ってキレイにしてくれます。ですので、大切にしている衣類であればあるほど、少し自分で染み抜きを試してみて難しい場合は、迷わずプロの力を借りましょう。
コーヒーの染みはすぐに処置!便利グッズを紹介!
自宅にいる時にうっかり出来てしまったコーヒーのシミはすぐに対応することが出来ますが、問題は外出している時に作ってしまうシミです。外出先ですぐに染み抜きをすることは出来ませんし、どんどんシミが濃くなっていき途方に暮れてしまいますよね。
でも、そんな外出先に応急処置としてコンビニでも携帯用のシミ取りグッズが販売されています。
こちらは「トップ シミとりレスキュー」という商品です。
水性・油性どちらのシミも落とせる、ポケットサイズのシミ取りグッズです。コンビニやドラッグストア、スーパーなどでも比較的手に入りやすい商品です。また、ウールやシルクといった水洗い出来ないデリケートな商品にも使える優れものです。
外出先でうっかり出来てしまったコーヒーの染みは、ブラックコーヒーであればすぐに対応出来れば水だけでも落とすことが出来るかも知れませんが、ミルクが入っているカフェオレやカフェラテなどの場合は時間が経つと染み抜きをするのも一苦労ですので、こういったシミ取りグッズをポーチの中にいれておくと安心材料になると思いますよ。
まとめ
コーヒーの染みはなかなか落ちないと思い、うっかり作ってしまったシミを何とか早めに落とそうとついつい力を入れてシミをこすったりしてしまうこともありますよね。しかし、力を入れて落とそうとすればするほど、衣類の繊維の奥にシミがどんどん入り込んでしまい、ますます落としづらくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
コーヒーの染みは、正しく対応すれば落ちるシミですので焦らず対応していきましょう。
是非、今もなかなか落ちずに気になるコーヒーのシミがある方は、今回ご紹介した方法で染み抜きを試してみてくださいね。